空港を表すために、三文字のアルファベットを使う。これを眺めていると、旅が妄想できるのだ。早くに開港された空港では、その都市を表すコードが割り当てられている。それが何とも妄想をそそるのだ。
エスト!エスト!!エスト!!!(Est! Est!! Est!!! )というワインがあります。ワインはイタリアワイン、「Est」はラテン語です。「これ!これ!!これ!!!」「ある!ある!!ある!!!」「そう!そう!!そう!!!」のような意味。つまり喜びを表す感嘆詞が三連なのです。ワインを飲んだ時どれほど嬉しかったか伝わってきます。
さて先日行ってきたイスタンブール。ここのスリーレターコードは「ist」、つまり自分の中で「ist」と「est」の印象が似ていたのです。で、イスタンブールがあまりに楽しかったので、滞在中「ist! ist!! ist!!!」と心の中で叫んでいたのでした。
印象に残る好きなスリーレターコードがいくつかあります。「SGN=サイゴン(ホーチミン)」「KTM=カトマンズ」「HKG=香港」「JOG=ジョグジャカルタ」「MEX=メキシコシティ」「BKK=バンコク」「JFK=JFKニューヨーク」。字面から都市を思い浮かべることが出来る、ピクトグラムに近い感覚。そしてわれらが「HND=羽田」。いや、羽田はやっぱり漢字で羽田が良い。
次の妄想のために。妄想はいつでもできるし、自由ですから。